野村奈央
GAIAお茶の水店みみをすます書店の店主をしていた頃、本屋の役割を模索したことがある。
本を売ることを通じて、書く人の想いを読む人に伝えていきたい。
そして書く人と読む人をつなぐイベント(講演会、ワークショップ)をやり始めた。
その中に、著者野村奈央さんのワークショップ「母と子の手当ての心」があった。
このワークショップで月に一回10〜15名のお母さんや子どもたちが7坪の空間で2時間共有した。
頭で育児しない
子どもに手をかける、声をかける
そのためには母としての私たちが心を静かに、穏やかな気持ちでいることの大切さを学んだ。
言葉で書くのは簡単だ。
実際は、日々の育児、仕事、何よりも氾濫する情報に翻弄されてそれどころではない。
でも、私たちは月に一回、その時間を共有した。
本に書かれた季節に沿った実習を積み重ねると、次第に子どもに対しての向き合い方が変わった。
いのちが宿ったときから、母と子の関係は始まっている。
手をかけ、育んでいけば自然に赤ちゃんはこの世界に出会う。
私たちは、そのきっかけのお手伝いをさせてもらうだけ。
そんな気持ちになれたのも、著者に出会えたからだと思う。
自然に沿えばいいだけ。
それは、吉村医院の吉村正先生が教えてくれたこととも重なる。
私たちは、赤ちゃんが気持ちよくこの世界と出会うために、あったかく居心地をよくすること。
声をかけることで、あなたのこれから出会う世界は一人ではないというのを伝えている。
だからこそ、私たちの身体が冷えているか違和感のある状態かどうかはとても大切。
そんな私たちの身体のことが、この3冊の本に凝縮されている。
… そして、私は自然に沿って5人の子どもたちと出会いました。
スタッフ佐々木
「体は自分で治るようにできている」女性の大事なセルフケアを学びましょ。